05月19日付 日刊スポーツの報道「性転換選手に五輪資格、IOCが条件付き」へのコメント:09:11

性転換選手に五輪資格、IOCが条件付き

 国際オリンピック委員会(IOC)は17日、スイス・ローザンヌで理事会を開き、性別適合(性転換)手術を受けた選手の五輪参加に備え、手術後2年間を経過することなどを定めた新たな資格規定を設けた。

 規定は(1)性別適合手術を受ける(2)法的に新しい性となる(3)適切なホルモン治療を受けて手術後2年間が経過している−を満たすことを条件に、男女どちらの性にかわった選手にも五輪出場を認める。今夏のアテネ五輪から適用するという。

 一般的に男性は筋肉の量が女性より多く、男性から女性にかわった選手は有利になると懸念されていた。しかしIOCは専門家の意見を集約した結果、規定の過程を経れば競技の公平性は保たれると判断した。

 IOCによると、現行の規定でも性別変更した選手は新しい性で五輪に参加できる。ただ性同一性障害の治療などで手術例が増えることに伴い、将来的に問題が生じることを避けるため、規定を整備した。

 マウンテンバイク女子で世界選手権にも出場しているミシェル・ダマレスク(カナダ)は、96年に性別適合手術を受けた元男性であると自ら公表している。

[2004/5/19/09:03]

www.nikkansports.com/ns/ sports/p-sp-tp0-040519-0008.html

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