著者: 今一生

出版社:晶文社
ISBN:4794964994
サイズ:単行本 / 306p
発行年月: 2001年 08月
本体価格:1,600円 (税込:1,680円)

生きてる実感、ある?

何をやってもイケてない日々をやりすごすため、自分の体を痛めつける若者たち。彼らは今、何を探し求めているのか?自傷イヴェントの最前線、アーティストたちの自傷行為、家族や医者との関係をめぐる構図。「自分を愛せない人たち」との対話を続けてきた著者が、“自傷ラー”をとりまく環境と、知られざる生の声に迫った。「救済」なんて言葉は願い下げ。手あかのついた「常識」はクソくらえ。そんな目からウロコの真実が見えてくる、渾身のルポルタージュ。自傷依存症、目に見えない傷を抱えて漫然と暮らす自称「健常者」に贈る、新しい明日への第一歩。

1 自殺志願者の「生」と無責任なメディア―青少年の戦争1996‐2001
2 僕らが「自傷」した理由―何処に行こうとも続くのは負け戦?
3 “脱医療”と出会いのネットワーク―自殺取材メモから
4 自分の体が気持ちよければそれでよし!
5 現実の世界は動いている―あるいは、僕らが旅に出る理由

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