著者: バーバラ・ストローチ /藤井留美

出版社:早川書房
ISBN:415208541X
サイズ:単行本 / 267p
発行年月: 2004年 01月 18日
本体価格:1,800円 (税込:1,890円)

ささいなことにムカついて荒れる。夜ふかしばかりで寝坊は毎日のこと。飲酒、喫煙、万引き、ことによると暴力事件まで…現代っ子たちが引き起こす、そんな問題の原因はどこにある?本書は、育ち盛りの頭のなかで起こっている「大改造」の真相を、脳科学の最前線から明らかにしたものである。大人のそれとは、似ても似つかない子どもの脳。その脳が暴走の原因をつくっているのだとしたら―子どもたち、研究者、親へのインタビューをまじえ、やわらかな語り口で科学の成果をわかりやすく解説。読めば納得の、脳から見た“子ども論”。

いかれるのも予定のうち―ティーンエイジの脳を探る新しい科学
あふれでる情熱―生きた脳をのぞいてみると
はずみがついたら一直線―前頭葉の作りなおし
脳はちっとも落ちつかない―経験が脳の構造を変える
つながりをつくる―成熟に向けた成長と刈りこみ
ボクらはみんないかれてる―サルに学ぶ思春期
バカをやらなきゃ気がすまない―危険を求める思春期の脳
ジョークのわかる脳―裏と表が見えてくる
流されて…―脳に渦まくホルモンの奔流
恋するニューロン―脳はいかにして愛を知るか
眠すぎる脳―目覚まし時計なんかくそくらえ
道を踏みはずして、転げおちる―酒とタバコと薬物の危険
糸の切れた凧―統合失調症と脳の不思議
成熟のとき―こうして脳はおとなになる

コメント