04月30日付 朝日新聞の報道「イラク人質事件の今井さん、郡山さんが会見」へのコメント:20:24

イラク人質事件の今井さん、郡山さんが会見

 イラク人質事件で解放された日本人3人のうち、札幌市のフリーライター今井紀明さん(18)と東京都杉並区のカメラマン郡山総一郎さん(32)が30日、都内で記者会見した。事件後、会見するのは初めてで、拘束時の様子について詳しく説明した。北海道千歳市のボランティア活動家高遠菜穂子さん(34)は体調がすぐれず、同席しなかった。

 今井さんは、拘束時にスパイ容疑をかけられたことや、ビデオを撮られる際に「泣いてくれないか」と武装グループに頼まれたことを明らかにした。「後半は精神的にもつらかった」と話した。

 郡山さんは事件後に噴出した「自己責任論」について、「ジャーナリストは危険だからこそ伝えることがある。リスクを背負って仕事をしているので、僕たちに当てはまる言葉ではない」と反論。犯行グループについては、米軍の攻撃で多くの死者が出ているファルージャの「レジスタンス」と分析した。

 3人は4月7日、アンマンからバグダッドへ向かう途中、ファルージャ近くで武装グループに拉致された。15日にバグダッド市内で解放され、18日に帰国したが、体調を崩し静養していた。

 事件を巡っては、退避勧告が出ているイラクに入った3人の状況判断や、解放後に「イラクに残りたい」と語ったとされることなどが、政府・与党や一部メディアで批判された。3人の家族が謝罪を繰り返すなどしていた。

(04/30 20:04)
http://www.asahi.com/national/update/0430/024.html
【ビデオ】今井さんと郡山さんの会見(WMP)
http://www.asahi.com/video/040430kaiken.wvx
【ビデオ】今井さんと郡山さんの会見(Real)
http://www.asahi.com/video/040430kaiken.ram

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